ドライアイベストリサーチアワード受賞論文解説
スマホアプリを用いたドライアイ未診断者の特徴の解明
猪俣 武範
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1順天堂大学医学部眼科学講座准教授/順天堂大学大学院医学部デジタル医療講座/InnoJin株式会社
キーワード:
モバイルヘルス
,
ビックデータ
,
ドライアイ
,
予防医療
,
予測医療
,
個別化医療
Keyword:
モバイルヘルス
,
ビックデータ
,
ドライアイ
,
予防医療
,
予測医療
,
個別化医療
pp.30-32
発行日 2021年5月10日
Published Date 2021/5/10
DOI https://doi.org/10.34449/J0042.16.01_0030-0032
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ドライアイの症状は乾燥感のみならず,羞明,眼精疲労,視力低下など多岐にわたり,多様性と不均一性をもつ。そのため,不定愁訴とされ未治療のまま症状に苦しむドライアイ未診断者が多く存在する。本研究ではスマートフォンアプリケーション(スマホアプリ)によるクラウド型臨床研究を実施し,ドライアイ未診断者の特徴を解明した。4,454人の研究対象者のうち,53.8%(2,395人)がドライアイ未診断者として特定された。ドライアイ未診断者の特徴として,若年齢,男性,膠原病・精神疾患・眼手術歴の既往がないこと,コンタクトレンズ(CL)の装用経験がないことが明らかになった。スマホアプリによるドライアイ未診断者に対する早期の予防や介入に繋がる可能性がある。「KEY WORDS」モバイルヘルス,ビックデータ,ドライアイ,予防医療,予測医療,個別化医療
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