特集 —ノーモア見逃し—日常の検査と画像に潜むピットフォール
【画像の見落としパターンと限界】
脳CT・MRI画像
後藤 淳
1
1済生会横浜市東部病院脳神経センター
キーワード:
ピットフォール
,
認知・解釈のエラー
,
神経系のかたちとはたらき
,
神経学的診察
,
くも膜下出血
Keyword:
ピットフォール
,
認知・解釈のエラー
,
神経系のかたちとはたらき
,
神経学的診察
,
くも膜下出血
pp.948-952
発行日 2019年8月15日
Published Date 2019/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429202207
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脳卒中や頭痛などの診療現場で、画像診断なしでは標準的治療介入も立ちゆかない現状だが、過度に画像に依存する診療には、さまざまなピットフォールが潜んでいる1)。患者さんを守り、見逃しや読み過ぎに陥らないため、ピットフォールの特性を振り返りながら(reflection in action/on action)臨床経験を重ね、共有していく他に近道はないらしい。日頃から診療現場の心理的安全を確保しながら、救急隊員、医師、看護師、放射線技師などのチーム医療体制を育む地道な努力も、ピットフォールを回避するうえで重要である。
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