特集 —ノーモア見逃し—日常の検査と画像に潜むピットフォール
【検査結果での落とし穴と限界】
検尿・尿電解質
上田 剛士
1
1洛和会ヘルスケアシステム洛和会丸太町病院救急・総合診療科
キーワード:
尿定性
,
尿電解質
,
ピットフォール
Keyword:
尿定性
,
尿電解質
,
ピットフォール
pp.923-929
発行日 2019年8月15日
Published Date 2019/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429202202
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Case
反復性尿路感染症が疑われる患者
患者:83歳、女性。
現病歴:糖尿病、脳梗塞の既往があり、施設入所中。尿路感染症にて入退院を繰り返している。3日前からの発熱・食欲低下を主訴に受診した。
Ⓠ尿検査では白血球エステラーゼ定性(±)、亜硝酸塩(-)でしたが(表1)、尿路感染は否定してよいでしょうか?
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