特集 “ナゾ”の痛み診療ストラテジー|OPQRSTで読み解く
【診断と治療のストラテジー「頭の先から足の先まで」痛みのcase file 14】
頭痛患者で頭が痛い—ちょっと変わった一次性頭痛たち
上田 剛士
1
1洛和会丸太町病院救急・総合診療科
キーワード:
三叉神経・自律神経性頭痛
,
発作性片側頭痛
,
インドメタシン反応性頭痛
,
一次性頭痛
Keyword:
三叉神経・自律神経性頭痛
,
発作性片側頭痛
,
インドメタシン反応性頭痛
,
一次性頭痛
pp.391-395
発行日 2019年4月15日
Published Date 2019/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429201998
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頭痛診療において病歴のOPQRSTは大切です。たとえば「Onset(発症様式)」が突発であれば、くも膜下出血など重大な疾患を除外しなければなりません。片頭痛を示唆するとされる「POUNDing1):Pulsatile quality(拍動性)、duration 4-72hOur(4〜72時間続く)、Unilateral location(片側性)、Nausea/vomiting(嘔気・嘔吐)、Disabling intensity(日常生活に支障あり)」も、OPQRSTの1つの亜型と言えます。一次性頭痛と言えば、片頭痛と緊張型頭痛が圧倒的に多いのですが、本稿では、それ以外の一次性頭痛の診断のポイントについて解説します。
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