特集 頭痛診療のパラダイムシフト
群発頭痛
伊藤 康男
1
,
山元 敏正
2
1埼玉医科大学脳神経内科 准教授
2埼玉医科大学脳神経内科 教授
キーワード:
群発頭痛
,
三叉神経・自律神経性頭痛
,
スマトリプタン皮下注射
,
在宅酸素療法
Keyword:
群発頭痛
,
三叉神経・自律神経性頭痛
,
スマトリプタン皮下注射
,
在宅酸素療法
pp.25-28
発行日 2021年9月20日
Published Date 2021/9/20
DOI https://doi.org/10.34449/J0001.39.09_0025-0028
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群発頭痛は,国際頭痛分類第3版(ICHD-3)において「三叉神経・自律神経性頭痛」のサブタイプに分類される一次性頭痛の代表的疾患である(表1)1)。群発頭痛の有病率は10万人当たり56~401人程度と,同じ一次性頭痛の片頭痛と比べてその患者数は少ない2)。しかし,20~40歳代の成人発症であり,眼周囲から前頭部,側頭部にかけての激しい頭痛が長期におよび日常生活に支障をきたすつらい頭痛である。本稿では,群発頭痛の病態,診断,治療について概説したいと思う。「KEY WORDS」群発頭痛,三叉神経・自律神経性頭痛,スマトリプタン皮下注射,在宅酸素療法
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