特集 頭痛診療の新たなステージ
頭痛の治療(症例提示)
三叉神経・自律神経性頭痛(群発頭痛)
今井 昇
1
1静岡赤十字病院脳神経内科/頭痛センター
キーワード:
三叉神経・自律神経性頭痛
,
群発頭痛
,
スマトリプタン
,
ベラパミル
,
インドメタシン
Keyword:
三叉神経・自律神経性頭痛
,
群発頭痛
,
スマトリプタン
,
ベラパミル
,
インドメタシン
pp.1461-1465
発行日 2023年11月1日
Published Date 2023/11/1
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000000472
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1 三叉神経・自律神経性頭痛(TACs)は,一側の頭痛発作に同側の頭部自律神経症状を伴うことを特徴とする疾患の総称である.
2 TACsの代表疾患である群発頭痛は,通常1~2時間持続する激痛発作が,連日同じ時間帯に1~2か月にわたり出現する.
3 群発頭痛の治療は,ベラパミルとステロイド投与による予防療法と,スマトリプタン皮下注か高濃度酸素吸入による急性期療法を併用する.
4 群発頭痛の治療が奏効しない場合は他のTACsを鑑別する.
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