オール沖縄!カンファレンス|レジデントの対応と指導医の考えVer.2.0・27
薬剤投与。でもその前に、忘れていないか? あの疾患!!
石川 樹
1
,
仲村 義一
2
,
徳田 安春
3
1ハートライフ病院
2ハートライフ病院循環器内科
3臨床研修病院群プロジェクト群星沖縄センター
pp.332-336
発行日 2019年3月15日
Published Date 2019/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429201976
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CASE
患者:91歳、女性。
主訴:左口角下垂、左半身麻痺、呂律難。
既往歴:胆囊摘出術後、狭心症(詳細不明)。
アレルギー:なし。
喫煙歴:never smoker。
アルコール歴:なし。
内服薬:ケプトロフェンテープ、サリチル酸メチル・グリチルレチン酸配合剤スチック、防巳黄耆湯。
現病歴:近医整形外科に膝痛で通院も、それ以外既往はなかった。X年に搬送1時間前より急に呂律難、左口角下垂、左半身麻痺が出現したため、入所施設より当院へ救急搬送となる。搬送中に呂律難、左口角下垂は徐々に改善し、当院搬送時には消失。また左上肢麻痺は改善傾向であったが、左下肢の麻痺は残存していた。頭痛や胸痛、背部痛の訴えはなし。
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