オール沖縄!カンファレンス|レジデントの対応と指導医の考えVer.2.0・25
「あの病気っぽい!」本当に?
伊庭 弘花
1
,
垣花 一慶
2
,
佐々木 秀章
3
,
徳田 安春
4
1沖縄赤十字病院 初期研修医
2沖縄赤十字病院 内科
3沖縄赤十字病院 救急科
4臨床研修病院群プロジェクト群星沖縄センター
pp.83-87
発行日 2019年1月15日
Published Date 2019/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429201865
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CASE
患者:女性、63歳。
主訴:発熱。
●day 1 38℃台発熱。
●day 3 解熱。
●day 4 県外から沖縄へ。
●day 6 38℃台発熱、クリニック受診。処方のロキソプロフェン、レバミピド、ジキニンで一時的に解熱があったものの発熱が続き、胃のムカムカ感が出現。
●day 10 当院受診(土曜午後、救急外来)。
受診時は嘔気・腹痛・下痢なし。咳嗽・喀痰・尿路症状なし。sick contactなし。
既往歴:Morquio症候群(ムコ多糖症Ⅳ型)、骨粗鬆症、湿疹。
内服:ロキソプロフェンNa1錠、レバミピド1錠、リセドロン酸ナトリウム(月1回)、ケトプロフェン貼付剤。
アレルギー歴:なし。
飲酒・喫煙歴:なし。
予防接種:不明。
健診歴:なし。
ADL(activities of daily living):車椅子。両下肢に拘縮・股関節脱臼あり。完全屈曲しての座位はとれない。車椅子操作は筋力低下し、ほとんどできない。
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