特集 糖尿病のリアル—現場の「困った!」にとことん答えます。
糖尿病リアルQ&A
—Q2 内服薬—「ビグアナイドの“次の一手”は?」「押さえておきたい“新薬”と、その使い分けは?」
石田 俊彦
1
1キナシ大林病院 糖尿病センター
キーワード:
HOMA図
,
インスリン依存性の経口血糖降下薬
,
SU薬
,
DPP-4阻害薬
,
ビグアナイド薬
,
チアゾリジン誘導体
,
インスリン依存性が弱い経口血糖降下薬
,
SGLT2阻害薬
,
α-グルコシダーゼ阻害薬
Keyword:
HOMA図
,
インスリン依存性の経口血糖降下薬
,
SU薬
,
DPP-4阻害薬
,
ビグアナイド薬
,
チアゾリジン誘導体
,
インスリン依存性が弱い経口血糖降下薬
,
SGLT2阻害薬
,
α-グルコシダーゼ阻害薬
pp.327-331
発行日 2018年3月15日
Published Date 2018/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429201390
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インスリン抵抗性型
Case1-1
患者:66歳、男性。身長168cm、体重88kg、BMI 31.7。
現病歴:家族歴のない2型糖尿病を3年前に指摘され、ビグアナイド薬(メトホルミン1,000mg)が処方されている。HbA1cが半年で6.7%から8.2%と悪化してきたが、患者は野菜を先にとり低炭水化物食を主体にしていると自己申告している。
血液生化学検査では、軽度の脂肪肝(AST 68IU/mL、ALT 88IU/mL、γ-GTP 188IU/mL)と高中性脂肪血症(388mg/dL)で、腎機能はeGFR 88.2であった。
ビグアナイド薬に追加する薬剤は、何が望ましいか? 空腹時血糖値は153mg/dL、空腹時インスリン値は14μU/mLであった。
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