特集 ケースとクイズで総ざらい! 街場の2型糖尿病治療
【総論】
—総合診療医がゼッタイ押さえておきたい—2型糖尿病治療の最新知識トップ10
岩岡 秀明
1
1船橋市立医療センター 代謝内科
キーワード:
メトホルミン
,
DPP-4阻害薬
,
SU薬
,
SGLT2阻害薬
,
BOT
Keyword:
メトホルミン
,
DPP-4阻害薬
,
SU薬
,
SGLT2阻害薬
,
BOT
pp.286-291
発行日 2016年4月15日
Published Date 2016/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429200509
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Case
SU薬による低血糖で遷延性意識障害をきたした一例
患者:75歳,女性.2型糖尿病.
現病歴:近医で糖尿病と診断されて,数年前よりグリベンクラミド(オイグルコンⓇ)2.5mg錠×3錠(朝2昼1)を服用し,HbA1c 6.0%であった.血清クレアチニン値は1.0mg/dl.
数日前より下痢が始まり,食事摂取がふだんの3分の1程度にもかかわらず,グリベンクラミドをそのまま服用.意識障害にて当院救急外来へ搬送され,「低血糖昏睡」と判明し入院した.
経過:治療にもかかわらず遷延性意識障害となり,入院から約3週間後に,車椅子・要介護の状態で療養型病院に転院となった.
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