特集 小児診療“苦手”克服!!—劇的Before & After
【コラム:小児診療トピックス】
子どもが集まる診療所づくり—8つのポイント
北西 史直
1,2
1トータルファミリーケア北西医院
2富士地域ケア総合診療センター
pp.1672-1673
発行日 2017年12月15日
Published Date 2017/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429201260
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2011年東日本大震災発生後4〜5日くらいのニュース番組であったか、30代女性の「小児科医の先生が来てくださってホッとしました」というコメントを聞いて、複雑な思いを抱いた。「小児科医の」が、「小児を診てくれる」という表現であったら別だったが、この非常時にも、小児を診る医師は「小児科医」であるのだと、専門医志向はかなり根強く、今後もさらに進む可能性を感じてしまったのだった。
約1年半の小児科レジデント経験はあるものの、「非小児科医」である筆者が開業して10年になった。開業当初から、日によっては3歳以下の患者が全体の約2/3、15歳以下にすると約3/4になるなど、「小児科」と言えなくもない外来が現在も続いている。
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