特集 小児診療“苦手”克服!!—劇的Before & After
【総論】
総合診療医に小児を診てほしい理由—小児科医からのメッセージ
高村 昭輝
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1金沢医科大学医学教育学講座/地域医療学講座
キーワード:
保護者
,
小児科専門医
,
小児科研修
Keyword:
保護者
,
小児科専門医
,
小児科研修
pp.1627-1630
発行日 2017年12月15日
Published Date 2017/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429201245
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Case
患者:5カ月、男児。
家族歴:2歳の保育園に通う姉がおり、数日前から姉に咳と鼻症状あり。
現病歴:前日の朝から鼻が詰まっているそぶりを見せるようになった。前日の夕方から咳が出現し、夜中になって鼻詰まりと咳がひどく、寝苦しそうにしていた。当日の朝咳がひどくなってきたので家庭医を受診。全身状態はそれほど悪くなかったが、鼻汁のRSウイルス抗原検査は陽性であり、呼吸数も多めであったため、月齢を考慮して、病院小児科へ紹介。受診後に急激に呼吸器症状が増悪し、入院管理となった。
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