特集 今そこにある、ファミリー・バイオレンス|Violence and Health
【総論】
「健康問題」としてのファミリー・バイオレンス—これは「総合診療」の問題だ
小﨑 真規子
1
1社会医療法人西陣健康会 堀川病院内科
キーワード:
DV
,
ドメスティック・バイオレンス
,
パワーとコントロール
,
暴力の重複・循環
,
子どもへの影響
Keyword:
DV
,
ドメスティック・バイオレンス
,
パワーとコントロール
,
暴力の重複・循環
,
子どもへの影響
pp.1470-1473
発行日 2017年11月15日
Published Date 2017/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429201199
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ファミリー・バイオレンス(family violence:FV)とは、「家族メンバーや親密な関係にある他者を、支配したり害したりするために、虐待的行為を行うこと」を指す1)。従来のドメスティック・バイオレンス(domestic violence:DV。配偶者などからの暴力、または親密なパートナーからの暴力〔intimate partner violence:IPV〕。p.1483・1488)、子ども虐待(p.1492・1498)、高齢者虐待(p.1502)、親子間暴力、きょうだい間暴力などを含む「私的で親密な場における暴力」のことである(p.1475・1507)。
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