I LOVE Urinalysis|シンプルだけどディープな尿検査の世界・6
「尿の濃さ」を濃厚にみる
上田 剛士
1
1洛和会ヘルスケアシステム 洛和会丸太町病院救急・総合診療科
pp.1242-1245
発行日 2017年9月15日
Published Date 2017/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429201126
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Case
患者:77歳、女性。
現病歴:原因不明の発熱の精査目的で腎機能が正常なことを確認したうえで、造影CTを施行した。経口摂取は良好で脱水所見はないと考えていたが、その後の尿検査で、尿比重(屈折率法)は1.022であった。
尿定性
比重 1.022
pH 6.0
蛋白 1+
糖 -
ケトン体 -
潜血 ±
ウロビリノゲン 正常
ビリルビン -
白血球 +
亜硝酸塩 -
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