特集 「地域を診る医者」最強の養成法!
【各論:実況中継!】
—診断推論に強くなる!❶—問診と身体所見を重視する「院内症例カンファレンス」
水間 悟氏
1
1諏訪中央病院
キーワード:
前座
,
何を言ってもよいあたたかな雰囲気
,
泥臭さ
,
診断を間違える
Keyword:
前座
,
何を言ってもよいあたたかな雰囲気
,
泥臭さ
,
診断を間違える
pp.718-722
発行日 2017年6月15日
Published Date 2017/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429200948
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当院「症例カンファレンス」の概要です!
諏訪中央病院では月曜から金曜まで、毎日11時45分〜13時までの約75分程度で、お昼ご飯を食べながら「症例カンファレンス」を行っています。司会者が1人、症例発表者が1人、あとは昼ご飯を食べながら質問したりアドバイスをする参加者で構成されます。もちろん業務が優先なので、全員が時間通りに集まって時間通りに解散するということはないですし、雰囲気としても格調高い学会形式のようなものではありません。途中参加も途中退場もありです。参加できないこともあります。大切なことは、ふらっと誰もが気軽に参加でき、人数が少なくても毎日ワイワイ楽しそうにやっている場をいつも用意するということです。
見学の学生さんや外科・産婦人科の先生、各科部長、はたまた院長クラスの先生まで、メンバーは多彩です。そこで聞かれる意見も、的を射た鋭いものから、誰もが静まり返る程にくだらないダジャレ、それを何とか拾おうとするツッコミまで、「何でもあり」です。さながらその雰囲気は、仕事帰りに飲み屋の暖簾をくぐり、「お!やってる?」とワイワイと飲んでいる仲間のところに入っていく姿にも似ています。
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