特集 主治医として診る高血圧診療
再診診療と血圧測定
再診時に必要な身体所見と問診
栗田 康生
1,2
1国際医療福祉大学大学院特定行為看護師養成分野
2三田病院心臓血管センター
pp.1716-1719
発行日 2016年10月10日
Published Date 2016/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402224397
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
ポイント
●起床時血圧は毎回確認し,仮面高血圧を見落とさないようにする.
●心電図,蛋白尿などを数回に1度は確認し,臓器障害を見落とさないようにする.
●特に心電図での左室肥大,左房負荷所見は心房細動発症の予知に有用である.
●心房細動時には,自動血圧計では血圧測定しにくいことをあらかじめ患者に伝え,心房細動など不整脈時の血圧測定には触診も併用する.
●抗凝固療法を要する心房細動では,より厳格な降圧調節が必要である.
Copyright © 2016, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.