What's your diagnosis?[170]
非対称な夫婦の症状
島 惇
1
,
西口 潤
1
,
上田 剛士
1
1洛和会丸太町病院 救急・総合診療科
pp.140-144
発行日 2017年2月15日
Published Date 2017/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429200754
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病歴
患者:67歳、男性。
主訴:膨疹・紅斑。
現病歴:来院当日の18時頃から夕飯を食し、19時頃から孫と一緒に少林寺拳法をした。20時半頃から全身の瘙痒を伴う膨疹・紅斑を自覚した。眼前暗黒感も伴っており、すぐに当院救急外来を受診した。腹痛・嘔吐・下痢・呼吸困難・頭痛はない。夕食の内容は白米、もずく、ヒラメの刺身、アジフライ、焼酎、ビールであり、初めて摂取した食物はなく、同じ食事を摂取した妻は無症状である。普段から毎日のように魚を食べるが、以前にも今回と同様に魚を食べている途中、食後に同症状が出現したことが複数回あり、その度に病院を受診している。
既往歴:糖尿病・高血圧・高尿酸血症。
内服薬:エックスフォージⓇ(ARB/CCB)、グリベンクラミド(SU薬)。
嗜好歴:喫煙;10本/日、飲酒;焼酎1合+ビール350mL/日。
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