Japanese
English
特集 進行胆囊癌の診断と治療
各論
進展度診断―何を使ってどう診断するか
胆囊癌の転移診断
Radiological diagnosis of metastasis in gallbladder carcinoma
八田 朋子
1
,
角谷 眞澄
1
Tomoko HATTA
1
,
Masumi KADOYA
1
1信州大学医学部 画像医学講座
1Department of Radiology,Shinshu University School of Medicine
キーワード:
転移
,
画像診断
,
CT
,
MRI
,
PET
Keyword:
転移
,
画像診断
,
CT
,
MRI
,
PET
pp.16-22
発行日 2012年1月15日
Published Date 2012/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1428100514
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨
胆囊癌の根治的治療は手術療法のみであり,術式決定には転移を含めた正確な進展度診断が不可欠である.胆囊癌の進展度として局所の深達度が最重要項目であることは論を待たないが,肝をはじめとする血行性転移,リンパ節転移および腹膜播種性転移の有無も,術式決定のみでなく予後予測の重要な因子である.現在,画像診断法としてUS,CT,MRI,血管造影,PET-CTの各モダリティがあるが,これら検査を適切に使い分け,あるいは組み合わせて評価することで転移診断の正確性を高めることができる.
Copyright © 2012, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.