Japanese
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特集 肝脂肪沈着の病態と画像
肝脂肪沈着の画像診断
肝脂肪沈着のMRI診断
MR Imaging of Hepatic Steatosis
山田 哲
1
,
角谷 眞澄
1
,
藤永 康成
1
,
八田 朋子
1
,
上田 和彦
1
Akira YAMADA
1
,
Masumi KADOYA
1
,
Yasunari FUJINAGA
1
,
Tomoko HATTA
1
,
Kazuhiko UEDA
1
1信州大学医学部画像医学講座
1Department of Radiology, Shinshu University School of Medicine
キーワード:
MRI
,
肝
,
脂肪
,
定量
Keyword:
MRI
,
肝
,
脂肪
,
定量
pp.35-43
発行日 2008年1月15日
Published Date 2008/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1428100006
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要旨
肝脂肪沈着(脂肪肝)は日常臨床で高頻度に遭遇する病態であるが,近年の生体肝移植術の普及や進行性肝疾患との関連が示唆される中で,非侵襲的画像診断法の確立が望まれている. MRIでは脂肪成分を選択的に画像化できるため,脂肪肝の診断への応用がおおいに期待されている.しかし, MR画像は鉄沈着や撮像法,撮像機器の違いなどによる影響を受けるため,これらの特性を理解しつつ目的とする病態に応じて適切な撮像法を選択する必要がある.本稿では脂肪を中心とした MR画像の成り立ちの理解とともに,MRIの肝脂肪沈着診断への臨床応用および今後の展望について概説する.
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