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特集 肝区域と画像診断update
各論
脈管解剖の基本と変異の理解
肝動脈の分岐様式とCT angiographyによる評価
Anatomical variation of hepatic artery and the evaluation with CT angiography
黒住 昌弘
1
,
佐々木 祥之
1
,
角谷 眞澄
2
Masahiro KUROZUMI
1
,
Hiroyuki SASAKI
1
,
Masumi KADOYA
2
1信州大学 医学部附属病院 放射線部
2信州大学 医学部附属病院 画像医学講座
1Department of Radiology,Shinshu University School of Medicine
2Department of Radiology,Shinshu University School of Medicine
キーワード:
肝動脈
,
CT angiography
Keyword:
肝動脈
,
CT angiography
pp.364-374
発行日 2011年6月15日
Published Date 2011/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1428100418
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要旨
肝動脈の解剖学的破格を理解するには,肝と間膜の発生と関連づけることが重要である.肝動脈は肝胃間膜,肝十二指腸間膜内を走行して肝内に至るため,門脈背側や静脈管索裂に動脈を認めた際は,肝動脈の破格の可能性を考慮する.CTの進歩によって非侵襲的に肝動脈の走行を立体的に把握可能で,術前に稀な分岐様式も診断できるようになったが,3次元再構成像のみでなくCT横断像を丁寧に読影して診断することが肝要である.
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