State of the Art
膵島腫瘍の肝転移と鑑別困難であった肝inflamatory pseudotumorの1例
冨永 理人
1
,
曹 博信
1
,
佐野 勝廣
1
,
市川 智章
1
,
板倉 潤
2
,
中澤 匡男
3
,
荒木 力
1
1山梨大学医学部 放射線科
2山梨大学医学部 外科
3山梨大学医学部 病理
pp.332-335
発行日 2009年5月15日
Published Date 2009/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1428100161
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
症例
患者 48歳,女性
主訴 特記事項なし.
既往歴・家族歴 特記事項なし.
現病歴 検診の腹部超音波にて膵体部に腫瘤を指摘され近医を受診となった.超音波検査,CT,MRIを施行した.膵腫瘍と肝転移を疑われ,精査加療目的に当院を紹介となった.
現症 腹部は平坦,軟,腸蠕動音亢進減弱なし,肝脾腎触知せず.腫瘤,圧痛,抵抗なし.
血液生化所見 血算異常なし,生化学所見異常なし,腫瘍マーカー(SPan-1,DuPAN-2,CA19-9)陰性,インシュリン抗体陰性,トリプシン陰性,glucagon正常.
Copyright © 2009, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.