State of the Art
限局性肝転移および肝直接浸潤を示した胆嚢癌の1例
仲程 純
1
,
菊山 正隆
1
,
笹田 雄三
1
,
松橋 亨
1
,
大田 悠司
1
,
稲葉 圭介
2
,
坂口 孝宣
2
,
鈴木 昌八
3
1浜松労災病院 消化器科
2浜松医科大学附属病院 第二外科
3磐田市立総合病院 外科
pp.336-339
発行日 2009年5月15日
Published Date 2009/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1428100162
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症例
患者 66歳,男性
主訴 上腹部痛
既往歴 特記事項なし.
現病歴 上腹部痛が出現し近医を受診した.鎮痛剤の筋肉内投与を受けるが軽快せず,当院の救急外来を紹介され入院した.
入院時現症 体温36.9℃,血圧130/76mmHg,心窩部に圧痛を認めた.腹部は平坦,軟であり,腫瘤は触知しなかった.
血液検査所見 WBC13,800/μl,CRP9.5mg/dlと炎症反応を認めた.CEAは正常だったが,CA19-9は49.4U/mlと軽度上昇していた.
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