Japanese
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特集 門脈圧亢進症の病態と治療
門脈圧亢進症のCT,MRIによる画像診断
Collateral Pathways in Portal Hypertension:CT and MRI Appearance
清水 文め
1
,
伊東 克能
1
,
松永 尚文
1
Ayame SHIMIZU
1
,
Katsuyoshi ITO
1
,
Naofumi MATSUNAGA
1
1山口大学医学部放射線科
1Department of Radiology, Yamaguchi University School of Medicine
キーワード:
肝硬変
,
門脈側副血行
,
CT
,
MRI
Keyword:
肝硬変
,
門脈側副血行
,
CT
,
MRI
pp.723-728
発行日 2001年11月15日
Published Date 2001/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427900346
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門脈側副血行は肝硬変患者においてはしばしば認められるものであるが,血管の蛇行,拡張が著明な場合,側副路を形成する静脈の同定は必ずしも容易ではない.門脈側副血行路の合併症としては消化管出血や肝性脳症が挙げられるが,これに対する外科的治療として側副路の閉塞術が行われることがあり,その際には術前の側副路の同定が必須となる.近年CT,MRIの急速な進歩によりthin-sectionの画像が得られるだけでなく,それを三次元表示することが容易になっているため,従来は困難であった静脈の同定が可能になる場合がある.ここでは主に肝硬変における門脈圧亢進症でみられる側副血行路の解剖と画像所見について述べる.
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