Japanese
English
特集 胆管癌の進展度診断
肝内胆管癌の肉眼分類
Macroscopic Type of Intra-hepatic Cholangiocarcinoma
山崎 晋
1
,
山本 順司
1
,
小菅 智雄
1
,
島田 和明
1
Susumu YAMASAKI
1
,
Junji YAMAMOTO
1
,
Tomoo KOSUGE
1
,
Kazuaki SHIMADA
1
1国立がんセンター中央病院外科
1Department of Surgical Oncology, National Cancer Center Hospital, Central
キーワード:
肝内胆管癌
,
肉眼分類
,
生存率
,
取扱い規約
Keyword:
肝内胆管癌
,
肉眼分類
,
生存率
,
取扱い規約
pp.161-164
発行日 1999年3月15日
Published Date 1999/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427900024
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従来の原発性肝癌の肉眼分類は,肝細胞癌を念頭において作られたものなので,肝内胆管癌独自の肉眼分類が制定された.肝内胆管癌とは,胆管二次分枝を含みこれより肝側に発生した胆管癌とする.基本的には,腫瘤形成型,胆管浸潤型,胆管内発育型の3型が定められ,移行型・混合型は優越する型名を先に記載して“+”で結んで表示する.肝癌研究会胆管癌小委員会の調査では腫瘤形成型が79%,胆管浸潤型が16%,胆管内発育型が6%という頻度であった.肉眼分類別の予後はいまだ明確に示されていないが,胆管内発育型が他の2型に比較し良好であろうことが推測される.
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