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特集 肝内胆管癌の肉眼分類と画像
序/肝内胆管癌の肉眼分類と画像
Intrahepatic Cholangiocarcinoma, Introduction
山崎 晋
1
Susumu YAMASAKI
1
1国立がんセンター中央病院外科
1Hepato-Pancreatic Biliary Service, Department of Surgical Oncology, National Cancer Center Hospital
キーワード:
肝内胆管癌
,
肉眼分類
,
疫学
,
合併疾患
,
臨床像
Keyword:
肝内胆管癌
,
肉眼分類
,
疫学
,
合併疾患
,
臨床像
pp.561-566
発行日 2001年9月15日
Published Date 2001/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427900325
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はじめに
肝内胆管癌は原発性肝癌の中では,5%程度の頻度の少数派であったが,疫学調査により「発生症例数」が増加しているし1),主として超音波検査の普及により,治療対象となりうる段階で発見される症例も明らかに増加している.それを反映して肝内胆管癌の“肉眼分類”や“ステージ分類”など,周辺の状況が整備されつつある2).それに伴い臨床の現場では,より正確で詳細な高いレベルでの診断・治療が要求されるようになった.本特集では,肉眼分類ごとに異なる治療方針を設定するための前提となる,治療前評価につき,「肉眼分類と画像所見」という観点から豊富な経験をお持ちの方々にご執筆をお願いした.また,肝内胆管癌は典型的画像を示すものばかりではなく多彩な病態があり,画像診断に難渋する症例に遭遇することもしばしばある.これらの点を考慮し,特殊例を経験され造詣の深い方々に寄稿していただいた.
序説においては,肉眼分類の概要と肝内胆管癌という疾患につき概説する.
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