Japanese
English
特集 画像で知る肝区域
血管造影からみる肝区域
Segmental Anatomy of the Liver:Analysis by Angiography
松井 修
1
,
小林 聡
1
,
寺山 昇
1
,
真田 順一郎
1
,
蒲田 敏文
1
,
西田 宏人
1
,
南 哲弥
1
Osamu MATSUI
1
,
Satoshi KOBAYASHI
1
,
Noboru TERAYAMA
1
,
Junichiro SANADA
1
,
Toshibumi GABATA
1
,
Hiroto NISHIDA
1
,
Tetsuya MINAMI
1
1金沢大学医学部放射線科
1Department of Radiology,Kanazawa University Faculty of Medicine
キーワード:
肝動脈造影
,
門脈造影
,
門脈区域解剖
,
3D-CTAP
,
肝解剖
Keyword:
肝動脈造影
,
門脈造影
,
門脈区域解剖
,
3D-CTAP
,
肝解剖
pp.447-453
発行日 2001年7月15日
Published Date 2001/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427900308
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血管造影での区域診断は経動脈性門脈造影像を基本として行う.動脈像のみでは変異が多く診断が不確実となる.このためには門脈の解剖と変異を理解しておく必要がある.本稿では経動脈性門脈造影下CT (CTAP)像から解析した門脈解剖について主に述べたが,その理由は本法が現在の手法では最も門脈の描出に優れているからである.経動脈性門脈造影で門脈が十分に解析できない場合は,CT,MRIやCTAP像などの門脈床の数や位置と動脈像を対比させて解析すると良い.肝動脈造影下CT(CTHA)が可能であれば最も詳細な区域診断が可能であり,さらにカテーテルを栄養動脈亜区域動脈枝に挿入してCTHAを行えば区域の広がりも含めた正確な診断が可能となる.
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