Japanese
English
特集 まれな膵腫瘍をめぐって
続発性膵腫瘍の臨床病理学的鑑別における問題点
Diagnostic Problems of Secondary Pancreatic Tumors by Clinicopathological Study
寺山 清美
1
,
向井 万起男
1
Kiyomi TERAYAMA
1
,
Makio MUKAI
1
1慶應義塾大学病院病理診断部
1Division of Diagnostic Pathology, Keio University Hospital
キーワード:
続発性膵腫瘍
,
組織学的鑑別
,
腫瘍特異抗原
,
免疫組織化学
Keyword:
続発性膵腫瘍
,
組織学的鑑別
,
腫瘍特異抗原
,
免疫組織化学
pp.369-373
発行日 2000年5月15日
Published Date 2000/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427900185
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続発性膵腫瘍は,全膵腫瘍の約0.6~12%を占める腫瘍である.続発性膵腫瘍は,直接浸潤と遠隔転移に分類できるが,臨床的に問題となりうるのは後者のほうである.続発性膵腫瘍の予後は,一般的に不良である.画像診断で膵腫瘍が認められた場合,続発性膵腫瘍を念頭に置き,病理組織検査を積極的に行いつつ原疾患を確定することが,より良い治療法の選択につながると考えられる.
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