Japanese
English
特集 まれな膵腫瘍をめぐって
膵内分泌腫瘍とSolid cystic tumor―典型例にみる画像診断のポイント
Diagnosis of Endocrine Tumor and Solid Cystic Tumor of the Pancreas
有山 襄
1
,
須山 正文
1
,
窪川 良広
1
,
崔 仁煥
1
,
山中 晃一郎
1
,
中野 一永
1
Joe ARIYAMA
1
,
Masafumi SUYAMA
1
,
Yoshihiro KUBOKAWA
1
,
Jinkan SAI
1
,
Kouichiro YAMANAKA
1
,
Kazunaga NAKANO
1
1順天堂大学消化器内科
1Department of Internal Medicine, Juntendo University School of Medicine
キーワード:
膵内分泌腫瘍
,
Solid cystic tumor
,
臨床的事項
,
画像診断
Keyword:
膵内分泌腫瘍
,
Solid cystic tumor
,
臨床的事項
,
画像診断
pp.304-309
発行日 2000年5月15日
Published Date 2000/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427900171
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膵内分泌腫瘍は基本的に過剰産生ホルモンによる症状と,ホルモンのimmunoassayによって診断される.膵の無症候性腫瘍は画像診断で偶然発見される場合が多い.腫瘍の占居部位を画像診断で明らかにすることは,手術を行う際の必須の情報である.無駄な検査を省略し,正確な診断を行うためには膵内分泌腫瘍の特性を把握することが必要である.
Solid cystic tumorは若い女性に好発し,特異的な画像所見を示すので診断は比較的容易である.しかし,非特異的な所見を呈する例や悪性のものも報告されているので注意を要する.手術か経過観察か治療方針の決定は慎重に行われるべきである.
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