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特集 PETは肝胆膵領域の画像診断を変えたか?
肝胆膵領域における造影PET/CTの有用性
Usefulness of PET/CT with Contrast Enhancement for Pancreatico-Hepatobiliary Disease
村上 康二
1
Koji MURAKAMI
1
1獨協医科大学病院PETセンター
1PET Center, Dokkyo Medical University, Tochigi
キーワード:
PET/CT
,
融合画像
,
造影剤
,
三次元画像
,
消化器
Keyword:
PET/CT
,
融合画像
,
造影剤
,
三次元画像
,
消化器
pp.563-569
発行日 2007年11月15日
Published Date 2007/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427100627
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要旨 現在多くの施設におけるPET/CTは単純CTであり,この場合,診断用の造影CTは別に実施する必要がある.一方,われわれはPET/CTの際に造影CTを同時に施行し,造影CTとPETの融合画像により診断している.この方法はPETと造影CTが1回で済むので患者の時間的負担が少ない.
また画像も造影CTとPETの融合画像のほうが単純CTよりも情報が多く,有用性が高い.特に肝胆膵領域におけるCT検査には造影検査が不可欠であり,造影PET/CTは1回の検査で局所診断から転移診断まで可能な「one-stop shopping」の検査法である.さらにCT Angiograohy とPETを融合させた3次元画像は術前の解剖を知るうえでも有用である.
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