Japanese
English
特集 肝囊胞性病変―画像と病理
肝紫斑病
Peliosis Hepatis
北村 敬利
1
,
市川 智章
2
,
赤羽 賢浩
1
,
荒木 力
2
Takatoshi KITAMURA
1
,
Tomoaki ICHIKAWA
2
,
Yoshihiro AKAHANE
1
,
Tsutomu ARAKI
2
1山梨大学医学部第1内科
2山梨大学医学部放射線科
1The First Department of Medicine,University of Yamanashi
2Department of Radiology,University of Yamanashi
キーワード:
肝囊胞性病変
,
肝紫斑病
,
peliosis hepatis
,
angiomatosis hepatis
Keyword:
肝囊胞性病変
,
肝紫斑病
,
peliosis hepatis
,
angiomatosis hepatis
pp.61-65
発行日 2003年1月15日
Published Date 2003/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427100513
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
要旨 肝紫斑病(Peliosis heaptis)は,肝内に血液貯留腔を生じる疾患である.内皮細胞を持つものと持たないものがあるが,類洞とは交通しており囊胞のように上皮細胞は持たない.多くの場合は,剖検や腹腔鏡検査時に偶然に見つかり,無症状であるが,破裂し腹腔内出血を生じることもある.背景疾患には膠原病や悪性腫瘍,臓器移植に伴うステロイドや免疫抑制剤の使用,結核などの消耗性疾患がある.画像所見はMRIのT2強調像で高信号を示すが,T1強調像,CT,エコーでは様々な所見を呈する.
Copyright © 2003, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.