Japanese
English
特集 肝囊胞性病変―画像と病理
肝膿瘍
Hepatic Abscess
篠崎 賢治
1
,
吉満 研吾
1
,
入江 裕之
1
,
相部 仁
1
,
田嶋 強
1
,
西江 昭弘
1
,
中山 智博
1
,
柿原 大輔
1
,
本田 浩
1
Kenji SHINOZAKI
1
,
Kengo YOSHIMITSU
1
,
Hiroyuki IRIE
1
,
Hitoshi AIBE
1
,
Tsuyoshi TAJIMA
1
,
Akihiro NISHIE
1
,
Tomohiro NAKAYAMA
1
,
Daisuke KAKIHARA
1
,
Hiroshi HONDA
1
1九州大学大学院医学研究院臨床放射線科学分野
1Department of Clinical Radiology,Graduate School of Medical Sciences,Kyushu University
キーワード:
肝膿瘍
,
画像診断
,
CT
,
US
,
MRI
Keyword:
肝膿瘍
,
画像診断
,
CT
,
US
,
MRI
pp.55-59
発行日 2003年1月15日
Published Date 2003/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427100512
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要旨 肝膿瘍は,病原体,発症経路,原因などにより大別される.臨床症状,血液生化学所見により肝膿瘍が疑われ,画像により診断されることが多い.
病変は巨大な腫瘤を作ることもあれば,肝内に無数の結節を作る微小膿瘍の形をとることもあり多彩である.
膿瘍中心部は壊死物質のため,囊胞性で,辺縁に炎症性肉芽,浮腫,線維化等が見られる.US,CT,MRIでは,このような病理学的特徴を反映した所見が得られるが,転移性腫瘍や,壊死傾向の強い肝細胞癌や小さな充実性腫瘍,囊胞との鑑別が重要である.
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