Japanese
English
特集 MRCPの有用性と限界
各種MRCP撮像法の特徴
Acquisition Techniques of MR Cholangiopancreatography:Characteristics and Limitations
入江 裕之
1
,
本田 浩
1
,
黒岩 俊郎
1
,
吉満 研吾
1
,
相部 仁
1
,
篠崎 賢治
1
,
増田 康治
1
Hiroyuki IRIE
1
,
Hiroshi HONDA
1
,
Toshiro KUROIWA
1
,
Kengo YOSHIMITSU
1
,
Hitoshi AIBE
1
,
Kenji SHINOZAKI
1
,
Kouji MASUDA
1
1九州大学大学院医学研究院臨床放射線科学分野
1Department of Clinical Radiology, Graduate School of Medical Sciences, Kyushu University
キーワード:
MR
,
MRCP
,
膵
,
胆管
Keyword:
MR
,
MRCP
,
膵
,
胆管
pp.529-536
発行日 2000年9月15日
Published Date 2000/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427900210
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MRCPは胆汁や膵液を天然の造影剤として選択的に高信号に描出する非侵襲的な検査法である.近年の高速撮像法の進歩とともにMRCPの画質は飛躍的に向上し,いまやMRCPは膵胆道系の診断法の1つとして確固たる位置を占めている.本稿ではMRCP撮像シークエンスの変遷,現在の主流であるsingle-shotのfastspin-echo(FSE)法の特徴,および撮像方法について概説した.MRCPの画質は使用したMR装置,適用した撮像シークエンスや撮像方法などによって異なるため,得られた画像の持つ特性や限界,ピットフォールなどを十分に理解したうえで読影することが重要である.
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