Japanese
English
特集 外科が求める膵腫瘍の術前画像
膵・消化管内分泌腫瘍の進展度診断と術式決定―外科の要求
Preoperative Diagnosis of Pancreatic Endocrine Tumor,Required by Surgeons
河本 泉
1
,
土井 隆一郎
1
,
藤本 康二
1
,
嶋田 裕
1
,
川村 純一郎
1
,
伊丹 淳
1
,
今村 正之
1
Izumi KOMOTO
1
,
Ryuichiro DOI
1
,
Koji FUJIMOTO
1
,
Yutaka SHIMADA
1
,
Junichiro KAWAMURA
1
,
Atsushi ITAMI
1
,
Masayuki IMAMURA
1
1京都大学大学院腫瘍外科
1Surgery and Surgical Basic Science,Kyoto University
キーワード:
インスリノーマ
,
ガストリノーマ
,
非機能性膵内分泌腫瘍
,
選択的動脈内刺激薬注入法(SASI test)
Keyword:
インスリノーマ
,
ガストリノーマ
,
非機能性膵内分泌腫瘍
,
選択的動脈内刺激薬注入法(SASI test)
pp.685-693
発行日 2003年9月15日
Published Date 2003/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427100417
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
要旨 膵・消化管内分泌腫瘍は稀な疾患である.現在,ストレプトゾトシンやソマトスタチンアナログなどを利用した薬物療法も行われているが,根治的治療法は外科的切除のみである.この外科的切除を成功させるには術前および術中に腫瘍の局在を十分検討し,腫瘍を遺残させないことが重要となる.筆者らは術前にエコー,CT,MRI,Angio,内視鏡,選択的動脈内刺激薬注入法(SASI test)などの検査を行い総合的に局在診断を行っている.しかし,術前画像診断のみでは腫瘍の局在が不可能な場合があり,SASI testはガストリノーマ,インスリノーマの術前検査法として根治的切除を行うには不可欠な検査であると考えている.
Copyright © 2003, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.