連載 原著・過去の論文から学ぶ・2
Jerk-locked back averaging, Non-invasive brain stimulation—チャールズ・デビッド・マースデン教授・柴﨑浩教授の後を追って
宇川 義一
1
1福島県立医科大学医学部ヒト神経生理学講座
pp.421-424
発行日 2024年4月1日
Published Date 2024/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1416202622
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自分に影響を与えた論文の紹介との原稿依頼をいただいた当初は,その論文の内容を深く掘り下げた原稿の依頼と思い,荷が重く断ろうとしたが,自分に影響が大きかった論文が,その後の自分の進路にどういう影響を与えて,現在までの自分の研究がどのように進んできたかというような内容でもよいということで,なんとか私にも執筆可能と考え直し原稿を書いている。なお,本稿の内容の一部は,『柴﨑浩先生の思い出』という内容で書いたもの1)と重複する部分があるが,お許しいただきたい。私が専門とする中枢神経の電気生理学の分野における2人の巨人の多くの論文の中から各々1つを紹介し,それらがどのようにその後の自身の進路選択に影響を与えたかを述べる。
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