書評
「内科医の私と患者さんの物語—血液診療のサイエンスとアート」—岡田 定【著】
宮崎 仁
1
1宮崎医院
pp.1019
発行日 2021年9月1日
Published Date 2021/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1416201880
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「物語能力(narrative competence)」は,臨床に携わる医師や看護師にとって大切なものです。しかし,どうしたらその能力を身につけることができるのかは,誰も教えてくれませんでした。
物語能力とは,「患者の病気の背後に隠れた物語(ナラティブ)を感受し,その物語に心を動かされて,患者のために何かをなすような関係を作っていくための能力」であると,ナラティブ・メディスンの提唱者であるリタ・シャロンは定義しています。
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