書評
「誰も教えてくれなかった 血算の読み方・考え方」―岡田 定 著
徳田 安春
1,2
1筑波大附属病院水戸地域医療教育センター
2水戸協同病院・総合診療科
pp.909
発行日 2011年11月20日
Published Date 2011/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413102534
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
「血算は臨床検査のバイタルサイン」と序文にある。血算はほとんどの診療科でほぼルーチンに行われている検査であり,血算データの異常は重篤な疾患に伴ってみられることが多いので,検査のバイタルサインと呼ぶべきという著者の意見に賛成である。本書は血算の異常データのパターンに基づいた読み方・考え方を症例ベースで,幅広い疾患の診断と治療について解説している。
一読して,印象に残った点をクリニカルパールとして以下に挙げてみた。
Copyright © 2011, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.