学会印象記
American Academy of Neurology 2017 Annual Meeting(2017年4月22〜28日,ボストン)
竹下 幸男
1
1山口大学大学院医学系研究科神経内科学
pp.1055-1057
発行日 2017年9月1日
Published Date 2017/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1416200866
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Ⅰ.学会概要
2017年4月22〜28日まで米国ボストンで開催された米国神経学会年次総会(American Academy of Neurology:AAN)2017に出席してきました。皆さんご存知のとおりAANは北米最大級の神経領域学会の1つです。世界中の108カ国と地域から神経内科医や研究者が集まり,最新の基礎研究や臨床研究が発表されます。特に今回は250題の教育プログラム,ポスター発表と口頭発表を合わせて約2,800題の研究発表があり,延べ14,000人が参加していました。会場のボストンコンベンションセンターは,ボストン中心地からやや郊外にあるもののシャトルバスや電車などの公共交通機関でのアクセスは良好で,センター内部は約30の会場が設けられており,地図なしでは目的の会場にたどり着くのが困難なほど巨大でした(写真1,2)。数年前までは臨床トレーニングコースの参加申請と費用とが別途必要でしたが,今年は一部のコースを除き参加費が共通となったため,今まで以上に学びの場が増えています(ただし,参加費は非会員で約1,700ドルと高額になりました)。
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