学会印象記
第8回世界脳卒中学会(2012年10月10~13日,ブラジリア)
長尾 毅彦
1
1東京女子医科大学神経内科
pp.310-311
発行日 2013年3月1日
Published Date 2013/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1416101449
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2012年10月10~13日にブラジルの首都ブラジリアで行われた,第8回世界脳卒中学会(8th World Stroke Congress:WSC)に遠路参加してきました。その珍道中をお話ししたいと思います。
ブラジルは日本との時差が12時間の南半球の国ですから,まさに地球の真裏にあたります。現在日本からの直行フライトはありませんので,北米経由または欧州経由で空路を確保することになります。最近の米国の空港警備の厳しさから私は欧州経由を選びましたが,やはり利便性から北米経由で来られた先生が多かったようです。どちらを選択するにしても,サンパウロかリオデジャネイロからさらに国内線に乗り換えてブラジリアに向かいますので,フライトの合計は待ち時間を入れて30時間以上,自宅のドアからホテルのドアまで47時間かかりました。時差12時間の威力は滞在中徐々に増し,昼夜逆転の入院患者さんの気分がわかったような気もしました。
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