報告記
第14回世界脳神経外科学会報告記(2009年8月30日~9月4日)
斉藤 延人
1
1東京大学脳神経外科
pp.90-91
発行日 2010年1月10日
Published Date 2010/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1436101098
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第14回世界脳神経外科学会(World Congress of Neurological Surgeons)が,2009年8月30日(日)~9月4日(金)まで,米国BostonのHynes Convention Centerで開催された.Robert C. Heros会長のもと,Scientific Program CommitteeのJacques J. Morocos委員長とNelson M. Oyesiku副委員長を中心に学術プログラムが構成され,86カ国以上から1,700を超える演題数の学会となった.日本からも多数の先生方が参加された.
会場の入り口ではコンピュータの起動画面のような看板が,各国からの参加者を歓迎していた(写真1,2).このコンベンションホールは,天井が高いのがとても印象的な会場であった.各発表は,座長が右手,演者が左手に対峙する日本でおなじみの景色ではなく,中央に演者と座長が並んで発表するスタイルである(写真3).筆者も脳幹手術のセッションで発表があったが,直前に演者のキャンセルがあり,急遽座長が演者に回り,予定のなかったBertalanffy先生が座長役を引き受けてくださった.各演者はあまり時間を気にせずに,じっくりと話していたのが印象的だった.
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