報告記
第38回国際小児脳神経外科学会(2010年10月30日~11月4日)
稲垣 隆介
1
1関西医科大学脳神経外科
pp.528-529
発行日 2011年5月10日
Published Date 2011/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1436101437
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2010年の10月30日から11月4日まで韓国,済州島で第38回ISPN(国際小児脳神経外科学会)が開催されました.ISPNは学会会長(President)と学術集会の主催者が異なるので,すこしわかりにくいところがあります.2010年の学会会長はトルコ,イズミールのムトラー先生でした.学術集会終了後,次の学会後までの1年間はカナダ,バンクーバーのスタインボック先生が学会会長となります.学術集会の主催者は韓国ソウルの王先生で,次年度がインドのデオプジャイ先生となります.写真1は会長の王先生があいさつをされているもの,もう1枚(写真2)は赤い服(ポンチョですが,これは,ISPNの会長が毎年受け取っていって,次の先生に渡すのがしきたりになっています)を着ておられるのがムトラー先生,横に立っておられるのがスタインボック先生です.
参加者は今までの学術集会と比べても多く427人,口演発表139演題,ポスター88演題(実際に発表をした演題数)でした.日本からの参加者は50人と韓国に次いで2番目でした.日本からの発表はMoyamoya symposiumでの講演12演題,看護セッションでの教育講演1演題,一般口演7演題,フラッシュ口演12演題,看護セッションでの一般口演5演題でした(現時点で,ポスターは実際に何人が発表されたかデータがありません).
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