特別鼎談
ウィルソン病100年
神田 隆
1
,
児玉 浩子
2
,
廣瀬 源二郎
3
1山口大学大学院医学系研究科神経内科学講座
2帝京平成大学健康メディカル学部健康栄養学科
3医療法人浅ノ川 浅ノ川総合病院脳神経センター
pp.1035-1046
発行日 2012年9月1日
Published Date 2012/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1416101292
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
本年は,ウィルソン(Samuel Alexander Kinnier Wilson;1878-1937)が後にウィルソン病と呼ばれることになる進行性レンズ核変性症を『Brain』誌に発表してから,ちょうど100年にあたる。ウィルソン病の発見は,錐体外路疾患という概念の発見であるとも考えられ,1つの疾患が定義された以上の意味を持つ。そこで本誌はこの100年間の流れを総括すべく鼎談を企画した。ウィルソンの人物像から,ウィルソン病および錐体外路疾患の歴史,現在,ウィルソン病に対する治療がどこまで進んでいるのかまでお話しいただいた。
Copyright © 2012, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.