学会印象記
第133回米国神経学会総会(2008年9月20日~9月24日)
久保田 暁
1
1東京大学大学院医学系研究科神経内科
pp.316-317
発行日 2009年3月1日
Published Date 2009/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1416100451
- 有料閲覧
- 文献概要
2008年9月20日から24日にSalt Lake Cityで開催された「第133回米国神経学会総会(American Neurological Association 133rd Annual Meeting)」に参加してきました。初めてのSalt Lake City訪問でしたが,人口約18万人の,規模は小さいけれど整然とした印象を受ける街でした(写真1)。2002年に冬季五輪が開催された経緯もあってか(写真2),路面電車の利便性の高さなど,交通の整備のよさに感心しました。
学会はGland America Hotelのballroom2カ所にて,それぞれ講演とポスター展示および企業展示(写真3)が行われており,5日間の総計でシンポジウム6つ(30講演)・教育講演4つ・ポスター268題が出展されました。学会は比較的小規模な印象を受けましたが,参加者の熱意は決して低くなく,参加者の間では緊密な意志疎通が図られているようでした。また新たに加入した会員を,歴代の会長が迎える歓迎セレモニーを設けるなど,第133回という回数からもうかがえる,この学会の歴史を感じさせました。
Copyright © 2009, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.