学会印象記
第11回パーキンソン病学会(6月3日~7日,イスタンブール)
久野 貞子
1
1国立精神・神経センター武蔵病院
pp.1298-1299
発行日 2007年11月1日
Published Date 2007/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1416100179
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2007年6月3日から7日まで,トルコのイスタンブール市で第11回国際パーキンソン病学会(11th International Congress of Parkinson's Disease and Other Movement Disorders)が開催された(写真1,2)。この学会はMovement Disorder Sosciety(MDS)が主催しており,現在の本部は米国,ミルウオーキー市にある。MDSは,中枢神経系の異常による運動障害疾患の診断・治療に関する臨床能力の向上,運動障害を中心とする神経科学の発展に寄与することを目的としており,主な会員は,北米,欧州連合(EU)諸国,アジア・オセアニア,南米等の神経内科医および研究者である。今回の参加者数は約3,000名,日本からは学会の財政担当理事をされている順天堂大学医学部の水野美邦教授をはじめ,約300名の会員が参加されていた。
本学会は,2006年11月に第10回大会が京都で開催され,水野教授が地元日本の学会長を務められ大盛会であったが,今回は政情不安定のためか米国や日本からの参加者はいくぶん少なく,地元トルコや周辺諸国からの参加者が多い印象であった。
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