学会印象記
World Federation of Neurology Research Group of Aphasia and Cognitive Disorders (WFN-RGACD)(2010年5月15日~18日,イスタンブール)
小早川 睦貴
1
1昭和大学医学部内科学講座神経内科学部門
pp.1000-1001
発行日 2010年9月1日
Published Date 2010/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1416100754
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WFN-RGACDは世界神経学会の分科会で,2年に1度行われています。今年はトルコのイスタンブールにある,ヘイベリ島という小さな島の小さなホテルで行われました(写真1)。島につくためには船しか手段がないため,私たちは約11時間のフライトの後,フェリーに90分揺られてようやく島につくことができました。ヘイベリ島には海外や地元から多くの人が休暇を楽しむためにやってきており,私たちが滞在していた間も観光客で大変にぎやかでした。港の周りは観光客向けの飲食店や露店が立ち並び,少し奥へ歩けば古くから残っていそうな別荘やホテルが静かに立ち並んでおり,島内では頻繁に馬車が行きかっているといった様子で,非常に特徴的な島でした。
WFN-RGACDも,特徴的な雰囲気をもった学会です。この学会は参加人数が100人に満たない程度と,あまり多くありません。そのため,ディスカッションはフレンドリーな雰囲気が漂う瞬間もみられます。スケジュールも柔軟に進められており,議論が白熱して延長戦にもつれこむこともあります。会期半ばにはオプションツアーが開催されることも恒例で,今回はボスポラス海峡のクルーズが企画されていました(ただし参加した方々の感想を伝え聞いた所によると,皆さん船酔いで参っていたとのことです)。
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