特集 糖のホメオスターシス—最近の知見
糖尿病におけるグルカゴンの意義
北村 忠弘
1
1群馬大学生体調節研究所・生活習慣病解析センター
キーワード:
グルカゴン・サンドイッチELISA法
,
糖尿病薬
Keyword:
グルカゴン・サンドイッチELISA法
,
糖尿病薬
pp.377-383
発行日 2015年5月15日
Published Date 2015/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415200146
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POINT
・従来のグルカゴン測定系は感度と特異性の点で問題が多く,新たに開発されたグルカゴン・サンドイッチELISA法で再検討する必要がある.
・2型糖尿病における空腹時血中グルカゴン濃度は健常者に比べて有意に高く,従来考えられていた以上に病態に関わっている可能性がある.
・今後はグルカゴンに着目した糖尿病治療戦略が必要になる.
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