季節を感じる糖尿病食—日常のひと工夫
—霜月—白菜とはまぐりの鍋—山(さん)ちゃん鍋
城戸崎 愛
pp.766-767
発行日 2014年11月15日
Published Date 2014/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415200026
- 有料閲覧
- 文献概要
患者の知恵
■無関心ではなく,でも決して無理をしない
以前は,同じ病気をもつ患者さんへの講演をしていました.料理の紹介と併せて自分の体の状態についてもお話ししてきました.実体験を語ることで聞いている方々も真実性が増すようです.
糖尿病は一生の病気ですから,長く上手に付き合っていくことを考えなくてはいけません.慣れてくると,体の調子は自分でわかりますから,その時どきで調整します.常に優等生では続きません.長く付き合うには,ほどほどが一番.食事も生活も養生が必要です.甘い物だけではなく塩分や水分も気にしてほしいですし,満腹にしない,控えめに食べておくことも大切でしょう.また,調子が悪い時は仕事量や活動量をできるだけ抑えて無理をしないでほしいですね.
Copyright © 2014, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.