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Perspective◆展望
「コラボ診療」について考える
Clinical care with collaboration to other parts
内潟 安子
1
1東京女子医科大学糖尿病センター
pp.771
発行日 2014年11月15日
Published Date 2014/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415200027
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2014年4月の診療報酬改訂をみると,実地医家診療における24時間体制を進めていきたい厚労省の今後の方針がうかがえる.また,特定機能病院と地域医療支援病院(500床以上)に対しては紹介率,逆紹介率とも50%というノルマを設定した.
以前から,特定機能病院の外来縮小,入院診療重視という方針を厚労省は打ち出しており,病院機能分化,病診連携,地域連携のための計画を進めている.今回の診療報酬改訂をみると,この計画に沿って,実地医家には十分な24時間体制を,特定機能病院は,総合診療能力,高度医療の提供,高度医療技術の開発,高度の医療に関する研修という役割を十分に果たすようにという路線をさらに進めたいということがわかる.
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