季節を感じる糖尿病食―日常のひと工夫
―文月―なすといんげんの揚げびたし
城戸崎 愛
pp.490-491
発行日 2014年7月15日
Published Date 2014/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415101781
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患者の知恵
■糖尿病で変わった食習慣
年を重ねるにつれ,また病気のあんばいで,体が欲するものや嗜好が自然と変わってきました.そして,体がそれに慣れていきました.以前より,肉などをたくさん食べたいと思わなくなりました.脂分が強いものは量を減らす,同じ肉を使っても,蒸す,茹でるなど,調理法を工夫したり,植物性蛋白だけでなく動物性蛋白も必要ですから,鶏肉や豚肉をとっています.
血糖値が落ち着いているのは,「このくらい」というあんばいがわかって習慣になってきたからなのでしょう.しかしながら,「毎日が摂生」では続きません.好きなものを食べる「解禁日」を楽しみに,前後で調整しています.
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