特別座談会
震災時に糖尿病医療はどう維持されたのか?
安海 清
1
,
内藤 孝
2
,
石垣 泰
3
,
赤井 裕輝
4
1気仙沼市立病院内科
2坂総合病院糖尿病・代謝科
3東北大学病院糖尿病代謝科
4東北労災病院糖尿代謝センター
pp.64-74
発行日 2012年2月1日
Published Date 2012/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415101292
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赤井(司会) 本日は,先の東日本大震災で特に津波で大きい被害を受けた地域の代表として,気仙沼市立病院の安海先生,塩釜市・坂総合病院の内藤先生にお越しいただき,いままで私たちが経験したことのなかった恐ろしい災害の状況と,そのときに先生方がどのように対応されたのか,お話を伺いたいと思います.
石垣先生と私は津波の被害のあった所からかなり離れていたので陰ながらの支援しかできなかったわけですが,東北大学からは,若い先生が石巻の方面を精力的に回られていました.そうした経験から,災害時に何ができるのか,予めどのような準備をしておけば災害時に効果的なのか,といったことをお話しいただければと思います.
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