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特集 糖尿病こころと行動のキーコンセプト
治療同盟―ともによく生きる道を
Therapeutic Alliance
石井 均
1
1天理よろづ相談所病院内分泌内科
キーワード:
①糖尿病
,
②医師(医療者)-患者関係
,
③治療同盟
,
④抱える環境
Keyword:
①糖尿病
,
②医師(医療者)-患者関係
,
③治療同盟
,
④抱える環境
pp.411-415
発行日 2009年9月15日
Published Date 2009/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415100973
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□糖尿病治療と医師(医療者)-患者関係:相互参加モデル
筆者が糖尿病治療に関連して医師(医療者)-患者関係について考え始めたのは,SzaszとHollenderの役割関係モデル(1956年)を知ったことがきっかけである.
糖尿病治療の成果の大部分は患者自身の行動の程度に委ねられている.もちろん治療法に関する医師(医療者)の判断や指示は重要な要素であるが,ある治療法を選択したとして,それを日々実行していくのは患者であるということがこの疾患の最大の特徴であり,したがって,その成果は患者の手に委ねられているのである.
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